歌姫と鍵の謎 その6

帝国兵達から逃げた私達は、天井付近の洞穴にてぶつかり合っていた!

「リリスさん!早くここから離れましょう!」

「目的地は帝国兵の先にあるはずなんだ!ここで逃げたら一生後悔しちゃうよ!」

「このガキ・・・!こっちはライブ邪魔されてるんだぞ・・・!行きましょうリリスさん!」

「ライブだとかそんな規模のモノじゃないんだ!父さんが残した物は・・・!」

「二人ともやめて!!!!」

私が叫び、二人は喧嘩を止めた!

私の大事な初ライブをレンジに妨害されたのは、事実。ハチャメチャに巻き込まれているのも事実。

でも・・・この先どんなワクワクが待っているのか、何が訪れるのか・・・私は気になって仕方ない。

「私は・・・半ば無理やりだけど・・・ここまで来たなら最後までレンジに付き合いたい!」

「な!リリスさん!」

「だからマネージャーはライブに出られるまで私を守って!」

「はぁ~・・・リリスさん、本気ですか・・・?二度とライブにありつけるかも分からないのに・・・」

「大丈夫!2人には絶対後悔はさせないよ!父さんのメモを解読できたんだ!二人とも、作戦を伝えるよ!」

コメントを残す