絶体絶命の俺の前に何かが現れた!
それは華奢で美麗な巫女にも見える鉈を振りかざす夜叉だった。
「山を穢すものは許さない・・・!」
明らかに異質なそいつは周囲の人という人をなぎ倒す修羅の権化であり あまりの恐ろしさに俺も立ちすくんでしまった。
村人たちが恐れていた神の怒りとはこの夜叉のことなのか・・・ということは生贄である俺が原因でこの夜叉は暴れているのか?
だが、夜叉の口ぶりから生贄を欲しているようには思えない。 それどころかこの夜叉からは気迫は感じるが俺への敵意はまるで感じない・・・。
使用カード:暗殺者