帝国兵達から逃げた私達は、天井付近の洞穴にてぶつかり合っていた!
「リリスさん!早くここから離れましょう!」
「目的地は帝国兵の先にあるはずなんだ!ここで逃げたら一生後悔しちゃうよ!」
「このガキ・・・!こっちはライブ邪魔されてるんだぞ・・・!行きましょうリリスさん!」
「ライブだとかそんな規模のモノじゃないんだ!父さんが残した物は・・・!」
「二人ともやめて!!!!」
私が叫び、二人は喧嘩を止めた!
私の大事な初ライブをレンジに妨害されたのは、事実。ハチャメチャに巻き込まれているのも事実。
でも・・・この先どんなワクワクが待っているのか、何が訪れるのか・・・私は気になって仕方ない。
「私は・・・半ば無理やりだけど・・・ここまで来たなら最後までレンジに付き合いたい!」
「な!リリスさん!」
「だからマネージャーはライブに出られるまで私を守って!」
「はぁ~・・・リリスさん、本気ですか・・・?二度とライブにありつけるかも分からないのに・・・」
「大丈夫!2人には絶対後悔はさせないよ!父さんのメモを解読できたんだ!二人とも、作戦を伝えるよ!」