「リリスさん!貴女を追っかけてここまで来ましたよ!」
マネージャーさん・・・すごい根性だけどちょっと気持ち悪いと思った・・・
「やい小僧!よくも我々のライブをめちゃくちゃにしてくれたな!この請求額は高くつくぞ!」
「あーおじさん、ちょっと後にしてくれない?今父さんの書置き読んでてさぁ」
「ねね、レンジ、なんて書いてあるの?」
「リリスさん!さっさと町に戻りライブの続きをしましょう!」
マネージャーさんには少し悪いけど、レンジの行動には目が離せなかった。
そりゃライブは大事なんだけど、こんなオオトカゲを見ることも無かったし、空を飛んだことも無かった。ちょっと彼の探す先が気にならない訳ではないの。
そのとき、ドカァーン!と大きな音がした!
レンジは何かに気が付いたみたいだった。
「・・・おじさん、厄介な人たちを連れてきてくれたみたいだね!一旦ここから避難するよ」
「む・・・?私は一人でここに向かってきたのだが・・・」
「ちょっと?レンジどういうこと?!」
「父さんの発見は国家を揺るがす物だ。俺は奴らにずっとつけ狙われてきた・・・。」
レンジが何か焦っているように見えた。
バアァーン
その時、レンジの肩付近に弾丸が通過した!
「キャアアァ!!」
「兵長が来たぞ、帝国兵長だ!マネージャーはつけられてたんだ。皆俺に捕まって!」
私もマネージャーさんと私はレンジに捕まり、一同はジェットパックで天井付近に向かった。
「ヤツらを生きたまま捕まえろ」
冷酷そうな兵長は静かに言った。