備忘録-ドット絵の描き方~初歩編~

こんばんわー!

創作活動に四苦八苦しているポテト神です。

前回の備忘録でゲームを作りたいとしていたので、GW中に作戦を考えていました。

しかしながら、自作サウンドドロップ等の作成を頼まれ、そちらに時間を取られてしまったため、あっという間にGWが過ぎ去っちゃいましたね。

ということで、今後の空き時間に簡単なゲームを作るためにもまずはゲームの素材ということで、ドット絵の描き方の備忘録をまとめていきます。

・そもそもドット絵って?

ドット絵とはドットでできた絵、つまり点の集合でできた絵です。(ラスタ形式の画像をもっと簡潔に描画したものです。)

・なんでドット絵?

絵の情報量が少ないからです。最低限必要な点のみで描画する分、表示が早かった為、昔から使われている技法です。しかしながらPCも進化していったため、今はドット絵なんて使わなくても十分描画は早いです。

けれども、現在ドット絵は古き良きアートとして、レトロゲーム感を出すために現在でも十分に使われる技法です。

何よりポテト神はドット絵が好きだから描きます。

・まずはじめに

ドット絵を描く際に専用のツールを使うと描きやすいです。

ポテト神のオススメツールは『EDGE』です。

EDGEはフリーツールでありながら、レイヤー機能、アニメーション機能、十字カーソルでの操作等、多機能高品質でありながら軽量なソフトとして使い勝手が非常に良いです。

ドット絵版のPhotoshopといっても過言ではありません。

ただし、レイヤー跨ぎの操作等、微妙に痒いところに手が届かない作りになっていますので、有料版もご検討ください

本記事ではこのツールを前提に説明していきます。

・ということで今回のテーマと目標

今回は令嬢とゴーレムのクルド君でドット絵を描いてみます。

①初期設定について

EDGEの初期設定は下記のようにすると作りやすいです。

理由としては、デフォルトの色は情報量が多すぎるので使い勝手が悪いからです。

サイズについては大きいほど良いですが、ほどよいHDサイズにしておきます。

②おおよそのキャラクターサイズを決める

まず、初期設定を終えた後に、背景色を作ります。

カラーパレットを開き、一番左上の色を選択します。

背景は『他の色に干渉されない色』として真っ青にします。

その後、描画したい範囲を赤色で囲っておきます。

カラーパレットから別の色を作って範囲を決めておいてください。

個人的には、横32、縦64に近いサイズがオススメです。

③アタリを付ける

先ほどの描画範囲にとっても簡単で良いので、『頭』『体』『足』を描きます。

上記の画像のようにしておけば、3頭身のドット絵が描けます。

ポイントとしては、頭に隙間を作っておいて、足は地に付けてください。

大まかに描ければ良いので、そんなにこだわらなくてよいです。

④顔を描く

先ほど描いた絵をコピーして、隣に同じものを複製します。

ドット絵のコツはこまめにコピペを繰り返すことです。

キャンパスにたくさん描画できるので好きなだけ同じ絵にバックアップを取ってください。

※バックアップを取っておけば、ドット絵では再度それを流用することも容易いのです。

コピーした先に目を描きます。

大まかで良いので、片目のみ描きます。

この時、灰色と白色を作成しておくとおおよその目を描くことができます。

色は[R:128 G:128 B:128]の16進の倍数を使うのが区切りをつけやすくお勧めです。

片目ができたら、左右反転したもう片目を作ります。

この際、もう一段階濃い[R:64 G:64 B:64]を作って塗っておくとより情報量が増えて魅せやすいです。

1パーツに3色のグラデーションを用意しておくのがポイントです。

次にほっぺ~輪郭を描きます。

肌色を作って輪郭を描いてください。

私はこの時、下絵をカチ無視して柔らかめに輪郭を付けます。

下絵にとらわれる必要はありません。

次に輪郭より薄い肌色で顔を塗ります。

この時、目を含めるくらいのところまで色を塗って構いません。

目の色と輪郭の色が気に食わなかったため、微調整します。

ドット絵は挑戦と描画、微調整の繰り返しで作ります。

怖かったらコピーして常にバックアップを作ってください。

もう一段階、肌の暗い色を作り、顔の影を作ります。

顔の影は、目の上部からほっぺの上部、鼻くらいを囲う範囲で塗ります。

この時、口も塗っておきましょう。

⑤髪を描く

輪郭から頭にかけて、髪を塗っていきます。

この時、別レイヤーを作っておくとベストなのですが、EDGEの無料版はレイヤーの切り替えが手間です。

ポテト神の場合は、最初の1枚絵に関しては1レイヤーで完結させます。

不安に思ったら、コピペですぐ横に作ってください。

髪を塗る際は、まず一色を前髪にギザギザと線を貼っていきます。

この時、眉毛も描いておきましょう。

次に、髪の内色を作成して、頭を塗ります。

下絵の頭から前髪までを塗ると、下記の画像のようになります。

ヘッドホンを付けた人みたいになっていい感じです。

クルド君は帽子をかぶっている為、おおよその帽子のライン(主線)を付けます。

帽子の内色を作って塗ります。

帽子にゴーグルが入っているため、塗ります。

この時、帽子の主線を影として描くと明暗が少し出ます。

色を微修正します。

④で述べた3色のグラデーションを意識し、もう一色、帽子と髪の色を作ります。

明暗を意識した箇所にドットを追加していきます。

これで頭はおおよそ完成です。

⑥体を作る

体の作りの流れは、頭とほどんど同じです。

  • アタリを付ける
  • 主線を付ける
  • 3色のグラデーションを付ける

これを意識して描いていきます。

腕を作るときは、必ず手を意識して描きます。

指先までなるべく分かるように描いてください。

足は、膝と足首を意識して描きます。

最初はどちらも深く考えずに済む棒立ちをさせても良いと思います。

靴も履かせてください。

そんなこんなで全体像完成です。

⑦全体を微修正をする

全体を作ってみると課題が出てきます。

あくまでフィーリングの問題だと思いますが、

頭がでかい、目元が気になる、首がないといった不満が出てきます。

微修正は頻繁に行ってください。

そして、修正前と比較して、どちらが良かったかの取捨選択をしてください。

ということで修正を加えました。

RPGの移動時の正面図のようなものができましたが

ポテト神はこの図をまったく使う気はないけど作成しました。

正面図は作っておいて困ることが無いからです。

これを軸に、アクションゲームの立ち絵を作っていきます。

⑧立ち絵を作る

正面図から横を向いた絵を作ります。

正面図をコピーして、目と輪郭を右に向けてください。

そのまま修正を加えていきます。

頭の位置、角度も意識して手を加えていきます。

体と足はほぼ一から作り直します。

ただ、正面絵を作ったことにより、パーツの間隔と色は再利用できるのでそれにあわせて描いていきます。

あっという間に描けました。

正面を作っておくことによりイメージが付きやすくなります。

同じように微修正をしていきます。

今回は短足が気になるのと、頭の位置が低いのが気になるので修正します。

領域の選択ツールを使い、頭を囲みます。

頭を1ドット上に動かしました。

短足を解消するために、全体と足も切り離します。

切り離した箇所を補完していきます。

元の正面絵と比べると、よりスマートになってきました。

ということで補完を進めて完成です。

アクションゲーム用のドット絵を意識しているので、武器の鞭も持たせます。

という流れでドット絵ができました。

同じような流れで、本編の3人を描きました。

如何だったでしょうか。

個人的には1枚絵を描くより、ドット絵を描くほうが楽で好きなポテト神です。

説明が端折られすぎてしまったかもしれませんが、キャプチャの差分を比較して、変わっていく様を理解していただけましたら幸いです。

おさらいですが、覚えて欲しいポイントです。

  • 色は黒から始める
  • 次の段階に進む際には必ずコピペをして始める
  • アタリを付ける、主線を付ける、3色のグラデーションを付けるの流れ
  • 再度コピペをして微修正を繰り返す

次0回は、アニメーションの付け方について説明できればと思います。

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