祭壇で怪しげ3人組を見つけた。
何やら祭壇を調べているのと、誰かを探しているようにも見える。
(あれが・・・魔王軍の残党なのか・・・?)
とにかく、何もなかった・・・という報告はギルドにはしなくて済みそうだ。
でも、もう少し特徴か何かを押さえて置く必要がありそう、もう少しこの場が明るければなぁ。
そう思い様子を伺っていると、隙間から光が当たり、彼らの姿が見えた
「・・・あっ!」
後ろから大きな声が聞こえた。
声の主はルナさんだ!
でも・・・彼女が大きな声を上げていなければ、俺も声を上げていたと思った。
「そこに誰かいるな?!」
俺はルナさんを庇う形で彼らが飛ばした電撃を避けた。
彼らの正体・・・その3人組は俺が見間違えるはずもなかった。
「あなた達・・・ここで何をしていた?」
「・・?!油断しちゃ駄目、ここで消しましょう」
「一気にケリを着けるぞ・・・!」
臨戦態勢をとる、3人は世界の英雄達、すなわち勇者一同だったのだ!
「オ、オレたちはこの場所を調査に・・・!」
「でやぁああああ!」
勇者は俺の話を聞かずに飛びかかってきた!
そのとき、俺の後方から光の壁が放たれる!
「フェリック様!こちらに!」
俺はルナさんに言われ、逃げ出した。
どうして・・・なんで憧れの勇者に襲われなければならないんだ!