魔王再臨?! その6

祭壇で怪しげ3人組を見つけた。

何やら祭壇を調べているのと、誰かを探しているようにも見える。

(あれが・・・魔王軍の残党なのか・・・?)

とにかく、何もなかった・・・という報告はギルドにはしなくて済みそうだ。

でも、もう少し特徴か何かを押さえて置く必要がありそう、もう少しこの場が明るければなぁ。

そう思い様子を伺っていると、隙間から光が当たり、彼らの姿が見えた

「・・・あっ!」

後ろから大きな声が聞こえた。

声の主はルナさんだ!

でも・・・彼女が大きな声を上げていなければ、俺も声を上げていたと思った。

「そこに誰かいるな?!」

俺はルナさんを庇う形で彼らが飛ばした電撃を避けた。

彼らの正体・・・その3人組は俺が見間違えるはずもなかった。

「あなた達・・・ここで何をしていた?」

「・・?!油断しちゃ駄目、ここで消しましょう」

「一気にケリを着けるぞ・・・!」

臨戦態勢をとる、3人は世界の英雄達、すなわち勇者一同だったのだ!

「オ、オレたちはこの場所を調査に・・・!」

「でやぁああああ!」

勇者は俺の話を聞かずに飛びかかってきた!

そのとき、俺の後方から光の壁が放たれる!

「フェリック様!こちらに!」

俺はルナさんに言われ、逃げ出した。

どうして・・・なんで憧れの勇者に襲われなければならないんだ!

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