「・・・我妻君、地下に戻るわよ。」
「な、なんだって?!またストーカーに襲われますよ!!」
「これはあくまで私の勘なんだけど、白鳥さんは地下にいると思うの・・・じゃないとストーカーも人質の監視をできないと思うし・・・」
「冗談じゃない!僕はこんな山荘に居るのは嫌です!罠がなんだ!一人でも先に帰る手段を見つけます!」
私は内心(それ典型的な死亡フラグじゃない?)と思いつつ我妻君を引き留めようとしたとき・・・戸の奥からストーカーが現れた!!
「んほあああああああ!!!殺されるぅ!!!!」
「我妻君伏せて!!!」
私は即興で我妻君のリュック外ポケットから虫よけスプレーとライターを取り出し、ストーカーに火炎放射を放った!
火が付いたストーカーは慌てて自らの火消しを始めたので、その隙に逃げることができた。
しかし、部屋を後にし、渡り廊下に差し掛かった辺りでストーカーは思いの外早く追いかけて来た。
私は直ぐに足止めをしなければと感じ、再度火炎放射を渡り廊下のカーペットに噴射した。ストーカーは慌てて火消しをしていた。
この人、カーペットの火消しもするの??火が怖いのかしら??いや、山荘が燃えるのが嫌なんだわ!