「よく言った!それでこそ我が国の、いや『私』の近衛兵だ!!」
ドガァーン!と大きな音と共に落盤がはじけ飛んだ!
そして中から姫様が謎のオーラと共に光を放った!
「え?なんだこの力は?!ぐああああああ!!!!」
ハリードは光の力によって吹っ飛んだ。
自分は驚きのあまりに姫様のことを凝視していた。
「…姫様、何ですかその光とオーラは?」
「…うーむ、私も分からないのだが、暗い落盤の中でお前の声が聞こえた。 そうしたら何か体の奥底から力が湧き上がってくるのを感じたんだ。」
どうやら力については姫様も分かっていないらしい。
そういやハリードはどうなった?!
振り返ると、岩から岩へ飛び移り逃げ出すハリードの姿が目に映った。
ハリードは自分に対して言った。
「くっ! 姫様はまた必ず提いに行くぜ、それまでお前に預けておくぞ!」
カード: 選ばれしもの